佐藤雅彦さんのデザイン手法の話。
1)佐藤雅彦さんのルーツ
慶応義塾大学を卒業し、電通に。学生時代は数学を専攻していたため、自分の好きな既存の売れている映像作品やCMの中から、法則性を探し出し、自分のデザインに応用していくといった手法を取られている。
2)成功への秘訣
「ドンタコス」や「バザールでござーる」などは法則をありのままにシンプルに活用していて、一見何の脈絡も無いような単純なCMなのに歌やコピーが同時に耳に残るなどの仕掛けが施されていることに魅力があった。授業ではその事例を基に、どんな法則を導き出してどんな作品に至ったのかを学んだ。
「ドンタコスったらドンタコス」というように、製品名を擦り込ませる印象的な歌詞の歌に合わせて、メキシコ人が踊りながら歩いてくる。シンプルな構成の中に、
1、製品名を繰り返す
2、覚え易い音程とリズム
3、ドンタコスのイメージをストレートに伝えるメキシコ人
といった仕掛けが仕組まれており、そういった仕掛け(ルール)が佐藤雅彦さんの手によってカタチになっているのである。
3)コダワリ
そして見つけ出したルールをどう表現するかのところにも佐藤雅彦さんはコダワリを持ってカタチにしている。コピーライターでもないのにコトバを考え、音楽家でもないのに作曲し、自分の手で映像を作り込んでいっている。その、表現の微妙なニュアンスはおそらく、佐藤雅彦さんの中に感覚的な情報が積み重なって出来上がったルールなんだと思う。
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