2008年12月23日火曜日

終了

昨日、無事に卒論&卒制の発表が終わりました。と言っても、まだ展示までに本物の作品(今までは原寸大モック)を作らなくてはいけないんです。
そして、これから卒展委員の仕事は本格的に始動しそうです。今回外部展を僕たちの自由に出来るとのことで、まずは学内展を何事もなく無事に終わらせることが先決です。

そして、もうそろそろT○Y○TA UD(ユニバーサルデザイン)ワークショッフ°の冊子作りがスタートしそうです。
 こちらはかなり力を注がなくてはワークショップの存続に直接影響するものだとトライホ°ッドの中川さんがおっしゃっていました。この不景気ですからね、とてもわかります。
ワークショップに途中から参加してきたのが愛知の学校の人達だったのも何となくわかります。
 そして入賞したのも…はひとまず置いておきましょうか(笑)

僕たちの学校のチームメンバーは、冊子を作る前に今回のワークショップの反省点が沢山あると思っています。
 わざわざ遠くから集まっていたのにも関わらず、毎回一方的なプレゼンテーションとそれに対する間に合わせなアドバイス。プレゼンの時間も限られているのでそれでは十分なコミュニケーションとは言えませんし、プレゼンは進んだ部分だけではアドバイザーの方に誤解されて、的外れなアドバイスを頂いたこともしばしばありました。

僕たちは今回初参加だったのですが、何故僕たちが呼ばれたかを重々考えて、ワークショッフ°への態度と変えさせて頂きました。つまり、調査段階ではUDというよりも、ユーザーエクスペリエンスの考えを優先し、カタチを成してきた段階でUDの考えを取り込まなくては新しいデザインはできないと考えたのです。

しかし、その結果から導き出されたカタチが一般的なスケートボードのようなカタチだったので、あまり見た目的には新しさを感じなかったかもしれません。それが僕たちの反省点でもありますが一番大きな誤解を生んだポイントかも知れません。

そしてそれはワークショッフ°の反省点でもあるのです。
 今回のワークショッフ°の目標である「UD(ユニバーサルデザイン)のプロセスを学ぶ」ということはUDのプロセスに関する講義をまずして、模範解答を導き出させてから、それを応用しなくてはいけないと考えられます。

基本となるプロセスも知らない僕たちに調査、展開を丸投げしてプレゼンテーションでアドバイスを受けても、数が限られたワークショップでは軌道修正に時間がかかり過ぎてしまいます。

まずはしっかりとした基本のプロセスを講義的に学ばせて、それからそこに学生らしいアイディアを肉付けして行かなくてはいけないと強く思いました。
そういったしっかりとした評価基盤がないから最終発表でどのチームも納得のいかない結果になってしますのです。もちろん、アンケートというスタンダードな方法で、数を沢山集めたチームは努力が半端ではなかったと思います。
でもそうしたら、グランプリは努力賞ということにはなりませんかね?
もうすこし学生との対話が欲しいワークショップでした。

長くなりましたが、T○Y○TA UDワークショッフ°の愚痴りでした。

 

引き続きまして卒論の…といきたい所ですが、卒研に関しては僕がダメダメだったのでなんとかカタチになっただけましだと思います。
最終制作物のディティールもかなりまとまってきました。良かったです。とても(笑)

という訳で疲れが爆発しそうなので一旦眠ることにします。おやすみなさい。

2008年12月22日月曜日

キッズデザイン

昨日は半年という長い歳月をかけて行われてきたプロジェクト、KDPCの最終プレゼンをやってきました。

このプロジェクトは、7月のサマーキャンプというイベントで子供の事故を防止し、安全や健康を守るという目的のもと、勉強会が開かれたことから始まりました。

3日間の短期集中で、子供の事故についての講義とワークショプを行いました。

 

いくつかのテーマでワークショップが展開されたのですが、僕のブロックのテーマは「子供の日常の安全を守るプロダクツ」ということで、多摩美術大学の先生ご指導のもと、グループディスカッションをしました。

といっても、その先生はロンドンのかの有名なデザイン学校を2つも出ている先生で、大声では言えませんがその先生目的でワークショップに参加しました。(まさかこんなにもロングスパンなワークショップだとはつゆ知らず………)

 

 

でもその先生の巧みなデザイン展開(ロジックな思考回路が発達し過ぎて僕たちにはついて行くのがやっとでした。)と、僕が提案した安全グッズの盲点をしっかり見抜かれたことのその驚きは本当に新鮮だったことをはっきりと覚えています。

 

このワークショップは中小企業もかなりの数が参加していて、今の不況をデザインで乗り切ろうという意思がひしひしと伝わってきました。

しかも、社員さんが自らワークショップに参加していたりするのです。

僕のグループにも一人、いらっしゃいましたが全然デザインの知識がなく、僕らのデザイン展開の早さに驚いている様子でした。でも、兼業主婦で子供の世話をしているので、とても良い意見を頂けたのはお得でした。

 

さて話しは進んで、アイディアセッションというイベントがありました。ちょうどサマーキャンプの1週間後くらいで、僕たち4年生は卒業研究の相互発表を間に挟んでしまいました。

なので大慌てで「tooth-fuzz」(Portfolio参照)という歯ブラシの提案を行い、もっぱら実寸大ワークモックアップを作ることに時間を費やしました。

その甲斐あって、アイディアオーディションではとても好評をいただき、後に三信化工さんと企業コラボレーションが実現できました。と言っても、アドバイスを頂いただけなんですが、とても勉強になりました。

 

卒業制作も大詰めになり、ただでさえ寝る暇もなくなってきた僕たち4年にとって、歯ブラシの握り易さの調査はかなりの難題でした。

まず適正年齢の子供の被験者がいない!

なんとかいろいろな知り合いに連絡して、(中学時代の同級生とか…笑)7人だけ調査しました。でも、内容が特殊な調査だったので毎日が葛藤でした。

なんせ、小麦粉をまぶしたモデルを握ってもらい、手についた小麦粉の面積を測るという何とも怪しい内容だったんですから。笑

 

 

しまいにはいとこのバイト先(サッカーのコーチをやっている)まで押し掛けて調査を行う始末。

ホントいろんな人にお世話になりました。

 

親の知り合いの方にも協力を頂き、ノリノリで実験に参加してくれた子供達にはかなり癒されました。

その後の卒研の勢いも出たのはそのおかげかもなー。

 

そんな経緯を経て、ついについに昨日のプレゼンを迎えた訳ですが、実は今日が卒研締め切り日!

人生最大の山場と言ってもいい日に、全く関係のないワークショップのプレゼンをしているのですよ!

 

初めての4徹決定

夜通し作ったモックアップは塗装が若干失敗したので、(色がかなり毒々しいものになってしまった…)

結局パネルも作り直せずプレゼン当日は丸腰状態

 

 

そんなこんなで入選している始末!笑

無駄になんなくてホントに良かった!泣

 

という訳で奨励賞頂きました。実は…外部プロジェクトでは初めての受賞なんです。

 

子供の健康と安全を守る新しい歯ブラシ「tooth-fuzz」は、ポートフォリオにアップしました。

4徹で寝不足&プレゼン噛み噛みだったし、何よりも丸腰だったけど、苦労が無駄になんなくて本当に良かったなーと思う卒研終了後の僕でした。

 

近いうちに卒制で作ったスツールもアップしますねー!

2008年12月17日水曜日

moon



木の曲面を活かした、本を柔軟に受けとめてくれるブックエンド

2年のときにマテリアル演習で作った作品です。
この作品、実は板を曲げて作られたブックエンドなんです。
木材の柔軟性を利用するという奇抜な発想から、僕はこの材料の虜になりました。

と同時にその加工の難しさに、涙することになったのですが…

曲げ合板は、曲面を作れる木材として長年注目され続けています。
限られた技術でしか鋭利な角度は作れないものの、それこそが素材の醍醐味だという見方が強まっています。

日本でも、地場産業等で盛り上げようとされている地域の工場の技術は目を見張るものがあります。

有り得ない角度で曲げられた木材で体を支える椅子を作ったりできるのはくたびれた小さな工場だったりするのです。

デザインが楽しくなってきたきっかけの授業でもありました。

2008年12月16日火曜日

DANHOLE



段ボールのチープなイメージを払拭、エレガントな光を発する照明


学校での数量化3類(解析)の授業での作品です。

デザイン解析はいろいろな方法がありますが、この解析では材料の印象評価について解析を行いました。

1)段ボールのイメージは「安っぽい」「弱そう」「温かそう」

「安っぽい」「弱そう」というイメージは素材の加工方法や用いるものの用途で相殺し、「温かそう」というプラスのイメージを引き出すために照明を作りました。

2)光のグラデーションによるエレガントさ

梱包材として用いられる段ボールは、積層することで想いもよらない強度を発揮することができます。

チープなイメージを腐食するために、その特性を活かし何重にも積層しました。その切り抜き部分をだんだんと広く広げて行くことにより、光のグラデーションが発生するようにしました。

段ボールは元々白熱電球等から発する暖色光を当てると温かい色を発するので、それを是非とも活かしたいと考えました。

「さて、段ボールの印象はどのように変化しましたか?」

泊まり込み

今日は学校からの更新です。

 

卒研も大詰めになり、いろいろな研究室の電気が昼夜問わずついています。

そういう僕ら佐藤研究室の灯りも然り。

 

僕の作品はスツールで、経年変化による愛着を表現すること。

そして、使い込む喜びを生み出し、今の「なるべく変化しないように均一素材で作られた製品」へ対するアンチテーゼを示そうと考えている。

 

しかし、残り1週間にもなって課題が山積みである。

 

しかも夜21時までしか演習室(工作室)が使えないので、作業が思うように進まずに滞っている。

 

 

さあ、どうなることやら。

Rabbit

オフィス空間を自由に彩るブックスタンド
授業にてASKULとの産協で、オフィスアクセサリーの学内コンペをやった時の作品です。

ブックスタンド「Rabbit」

コンピュータが普及し今や仕事のほとんどがパソコンによって行われている会社がほとんどです。
しかし、環境はどうなったかというと何も変わっていません。机の上には本を置き、その手前に雑貨やステーショナリーなどの小物が並び、本当に効率の良い空間を作っているとは言えません。

しかし、「効率の良い空間」とひと言で言ってしまうと個人個人でその基準が違うと考えられます。

つまり効率の良さは一人一人違ったものなのです。

「わたしは本はあまり机には置かないけど絵を描くので代わりにマーカーを置くわ。」

「必要書類を束ねたファイルは不安定だから細かく分けて立てておきたいな。」

などと、要望は人それぞれ違ってきます。
そこで考案したブックスタンドは空間を自由に使えるようなものをめざしました。

以下に2つの製品の特徴をまとめました。

1)スタンドを2つ3つ重ねることで新しい空間が生まれる

2つ同じものを重ねることで上部の凹部(中央部)の上に新しい空間ができます。

そうやって新しい空間を、組み方次第で作れてしまうのがこのRabbitの特徴でもあります。

2)細かい空間に仕切られているので余った空間を有効に使うことができる

小さく区切られたものなので「少ない資料だけど他のと別にしておきたいな。」という場合に便利です。

また、書類やファイル以外にもペン立てや小物、マグネット等を置いておくスペースにもなり、机の上を自分なりに彩ることができます。

無機質になりがちなオフィスの机を自分なりに整理ができるブックスタンドです。

2008年12月13日土曜日

tooth-fuzz

キッズデザイン協議会主催
キッズデザイン・プロスペクティブコンペティション
奨励賞受賞作品!


子供用歯ブラシ「
tooth-fuzz」は、
子供の楽しい歯磨き習慣を守り、健康安全を維持するための歯ブラシです。

子供用歯ブラシ


大きく分けて二つのコンセプトがあります。

1)「おきあがりこぼし」で玩具のような感覚で触りたくなる
子供の歯磨き習慣が成立する3〜7歳の子供達は天才です。
どんなものでも遊びにしてしまう好奇心旺盛な年代であると言えるでしょう。
それを逆に利用して、「おきあがりこぼし」で、思わず触りたくなってしまい、
その結果、歯磨き習慣の形成のきっかけになることを目指しました。
以下がその習慣付けへの3ステップです。


1-1)どこにでも置くことができるので、子供の目につく所、取り易い場所に保管できる。


1-2)起き上がりこぼしのようにゆらゆら揺れて、子供を誘い込む。

1-3)「触りたい」が「磨かなきゃ」へ変わってくる。


2)転んだりぶつけることでの事故を防ぐ

もともとキッズデザインワークショップのコンセプトはこちらで、「危険の芽を摘む」ことを目指しました。
前述のように好奇心旺盛であるターゲット世代は、同時に歯磨き中の事故の可能性と言うリスクを生み出します。
何かに気をとられて転んだり、歯ブラシをぶつけたりすると、急所である喉をけがすることに繋がります。
そんな危険を確実に防止する工夫を凝らしました。
2-1)口にくわえたまま手を離すと、重心が外側になるので違和感を感じる。

2-2)どこにでも置けるので違和感を感じたらすぐ手放すことができる。

2-3)万が一事故が発生しても持ち手の部分が膨らんでいるため喉に到達しない。

これらのコンセプトのもと、「tooth-fuzz」は誕生しました。

以下はそのプロセスの一部です。


握り易さの実験

小麦粉(幼児にも害のないように)をまぶしたサンプル7種を湿らせたてで握ってもらい、密着度の分布によってそれぞれの握り易さを計測しました


密着度測定

親指、人差し指、中指と、手のひらが十分に密着しているサンプルを見極め、形状が決定しました。


検証実験

実寸モックを用いて幼児に実際に歯磨きをする動作を確認してもらいました。

学外展

僕は運良く学外展実行委員に入ることができた。

今年から隣の研究室先生担当に変わったので声をかけてもらえたのだ。

 

そしてその先生はとても寛大な先生で生徒に丸投げ(表現悪いか?)してくれた。つまり僕らの自由だ。

という訳で、今年は充実した外部展にしようとしているところである。

ちなみに僕は学内展の実行委員でもあるのだが、学内展は担当教員その他諸々の先生方がとてもうるさく言ってくる。

僕たちも、「200人近くの生徒全員が参加することの凄さ」という特徴を生かそうとあれこれアイディアをひねり出したが、通ったアイディアはゼロ

今年は卒業判定を学内展でやるとのことで、照明計画はパーだし(平等な照度の下で評価を行うという謎の決まりごとにより)、環境系の学生の実寸大図面とかは論外。一人のスペースを厳守だってさ。

という訳で密かに「机の上のディスプレイ作戦」を進行中である。

先生に報告しなくても、生徒全員に「机の上は自分の作品を目一杯ディスプレししてね」と伝えるのは可能である。

いや、「机の上は自由だよ」ぐらいで十分かも知れない。

そうすれば水面下で各々どうやって作品を見せるかを考えるはずである。

そこまでしなければ学内展の実行委員の価値は無いだろう。だって先生の言いなりじゃあ何も変わらないものね。

 

で、実行委員の全体会議であれこれアイディアを出していた面子は、そのまま学外展の実行委員になったのである。

何人かは既に学内展に注ぐモチベーションを完全に失っている人もいるのはここだけの話である。(笑)

2008年12月11日木曜日

作品


2008年 「amp.[アンプ]」 TOYOTA UD ワークショップ出展作品 

2008年 「gram[グラム]」 シヤチハタニューデザインコンペ出展作品

2008年 「tooth-fuzz」 KDPC出展 奨励賞受賞作品

2008年 「RULER TAPE」 アイリスデザインアワード出展作品

2007年 「Rabbit」 アスクル学内コンペティション出展 入選作品

2007年 「DANHOLE」 コイズミ照明デザインコンペティション出展

2006年 「moon」 マテリアル演習にて制作した作品

卒業研究&制作

が大詰めです。

先月に研究まとめ終わり、昨日の時点でやっとアイディアがまとめ終わり、ついに制作に入りました。

待ちに待った制作です。予定より1ヶ月オーバーです。

 

うちの学校は研究が主体の卒制なので論文と制作を選べるのですが、こんなに研究が大変だとは思いませんでした。

研究の奥深さを思い知ることに成った半年の後に、半月で制作をしろとの無茶振りを喰らいました。しかも原寸大モックで、もう一回プレゼンです。

学内展、学外展は来年の2月3月なので、年明けて本格的に作るかもしれません。と言うかそうでもしなければ良いものは作れないでしょう。

何度も徹夜を繰り返して試作やパースレンダリング、CGやスケッチで先生にプレゼンをし、やっと昨日の夜遅くにアイディアが通りました。

その時の松屋の牛丼の美味いこと!

でもここからが本当の徹夜の連続でしょう。

 

今日は朝早くからホームセンターへスタイロフォームを買いに行きました。

作るものがスツールなので、原寸大モックを作るのにはかなり積層しなければ塊に成りません。

なので畳大のスタイロの板を細かく切って積層しました。今はスチのり(スタイロに対してはかなりの力を発揮するんだなー)を乾燥させているところです。

 

さてさて、僕の卒研はいったいどうなることやら。

2008年12月1日月曜日

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