この授業では、リチャード・サッパー、ポール・ランドを始め、佐藤雅彦さんやアッキーレカスティリオーニ等の有名なデザイナーさんのデザインアプローチや手法について学んできました。その最終成果として、それらのデザインアプローチを自分なりに噛み砕き、オリジナルのデザイン手法を構築するのがこの授業の目的です。
私は、まずアッキーレ・カスティリオーニのデザインアプローチに目を付けました。
アッキーレカスティリオーニは、既存のモノに強い興味を持って実際に使い込み、そのモノの持つ要素を徹底的に探っていました。モノの機能や感触などモノの持つ魅力に気づき、それをデザインに組み込むという徹底したモノからのアプローチに感動しました。以下はその一例として、カスティリオーニのレディメイドデザインという活動から出来た3つの製品です。
アッキーレカスティリオーニの手法に共感するとともに、ヒントを得て既製品カード発想法という手法を考案しました。これは単なる発想法で、どういったヒントをそこから得るかという所がまだ未熟ですが、既製品のカードから7つの属性をチェックリストとして気づきを誘発します。
また、「本質的欲求の求め方」という手法(以下の図の右)の改良を試みる為の手法を考えました。
そこで考案したのは「居酒屋プロトコル分析」です。居酒屋というくだけた場所で軽く飲み交わしながらじっくり語ることで、インタビュー段階でその人の本音に迫ろうという手法です。
以上の発表を行ってきましたが、他にも提案として面白いもの(例えば消えてるときの画面について考えたテレビや見る方向によって色が変わるタイルなど)や、アプローチとして面白いもの(企業のブランド価値を統一し、様々な分野の商品に応用する手法やなんで?こうじゃダメなの?と疑問を投げかけ続ける手法など)が沢山あり、「予想以上だった」と好評価を受けました。
でもSONYの人達の発想法についての評価を聞いていると全体的に、「アイディアをどう絞るか、どんなアイディアを選択するか」という基準についてはっきりしてほしいようでした。社会に出てからは手法は発表する機会が無く、結果が勝負であり、どうしてそれを選択したかが重要になってくるとのことでした。そこで感じたのはアイディア選択のプライオリティをどこに置くかがかなり重要になってくるのではないかということでした。
そういった意味ではターゲットを明確化し、コンセプトを練る段階にもニーズを混ぜ込む工夫が必要だと感じました。
ちなみに下のは音楽プレイヤーです。手法に乗っ取ってコンセプトメイキング、アイディア展開したものをインタビューでブラッシュアップしました。最後のまとめがまだ甘く、完成品にはほど遠いですが。。。
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